設営が一瞬で終わる手軽さから、ファミリーやソロキャンパーを中心に絶大な支持を集めるDODのワンタッチテントシリーズ。しかし、楽しいキャンプの最終盤、いざ撤収というタイミングで「どうしても畳めない」「専用バッグに収まらない」「無理に曲げたら骨組みが折れそう」と冷や汗をかいた経験を持つ人は少なくありません。
構造を正しく理解していないまま力任せに扱ってしまうと、フレームの破損や生地の噛み込みといった思わぬトラブルを招きます。本稿では、撤収作業に苦戦する原因を徹底解剖し、女性や初心者でも一人でサクッと1分で収納できるプロ直伝のたたみ方をモデル別に分かりやすく整理しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:DODワンタッチテントが畳めない最大要因は「ジョイント解除の力加減」と「内部の空気抜き不足」。
- 要点2:キノコテントやわがやのテントなどモデルごとの骨組み特性を把握すれば、一人でも最短1分で撤収可能。
- 要点3:無理な加圧によるフレーム破損を防ぎ、収納袋へスムーズに収めるための正しい手順と裏ワザを網羅。
【なぜ畳めない?】DODワンタッチテント撤収で初心者が陥る落とし穴と骨組み折れる原因
設営時は傘を開くように紐を引くだけで自立するワンタッチ構造ですが、撤収時はその逆の動作を正確に行う必要があります。現場で多くのユーザーがDODワンタッチテントを畳めないと焦ってしまう背景には、ハブ(頭頂部)の解除機構とポールの関節ロックを解除する順番の混同があります。
特に警戒すべきなのがワンタッチテントの骨組みが折れる原因です。関節部には「引いて倒す」「ボタンを押して解除する」といった決まった可動方向が設計されています。ロックが外れていない状態で強引にフレームを内側に折り曲げたり、風に煽られて不自然な方向に荷重がかかったりすると、強化プラスチックやFRP製の関節パーツがあっけなく破断してしまいます。まずは「力ではなくギミックの解除」を意識することが撤収の鉄則です。
【基本手順】一人でも1分!DODテント撤収のコツと確実なたたみ方
DODの標準的なワンタッチテントは、手順さえ覚えれば一人での撤収作業が驚くほどスムーズに完了します。慌てず次の4ステップに沿って進めていきましょう。
ステップ1:換気口やドアを少し開けておく
完全に密閉した状態ではテント内部の空気が逃げず、折りたたむ際に風船のように膨らんでしまいます。出入り口のファスナーを10〜15cmほど開けて空気の逃げ道を作っておくのが隠れた秘訣です。
ステップ2:トップハブのロックを解除する
テントの頂点にある樹脂製ハブの上下パーツを、両手で挟み込むように押し下げて(またはロープのテンションを緩めて)テンションを一気に解放します。テント全体が傘をすぼめるように脱力します。
ステップ3:各ポールの関節を外側へ引きながら折る
四隅のポール関節部を軽く手前や外側に引き、ロックピンを浮かせながら内側へ折りたたみます。この時、幕体を巻き込まないよう生地を外側に軽く払うのがポイントです。
ステップ4:ハブを中心に傘のように束ねる
すべての脚を中央のハブに集め、垂直に立たせるようにして骨組みを揃えます。この基本動作を守るだけで、無理な力を一切かけずにDODテント撤収のコツを実践できます。
【人気モデル別】キノコ・わがやの・カンガルー・ライダーズのたたみ方ポイント
DODのワンタッチシリーズは用途に応じた多彩なラインナップがあり、モデルごとに関節の構造や生地の厚みに差があります。それぞれの特徴に応じた注意点を把握しておきましょう。
■ キノコテントのたたみ方
かわいらしいドーム形状のキノコテントは、壁面を立ち上げる6本ポールの関節解除が肝心です。ハブを落とした後、6本の脚を1本ずつ確実に「引っ張ってロック解除」してから内側に倒してください。フライシートを被せたまま畳むと空気が抜けにくいため、慣れないうちはフライを外してから本体を畳むと失敗しません。
■ わがやのテントのたたみ方
大型ファミリー向けの「わがやのテント」はサイズがあるため、一人で作業する場合は風上に背を向けて立ちます。四方の脚を畳んだ後、幕の裾を均等にハブ側へ折り込み、左右対称の長方形を作るイメージで幅を整えます。
■ カンガルーテントのたたみ方
シェルター内のインナーとして大人気のカンガルーテント(S/M)は、最もシンプルな構造です。中央のロープ機構を緩めて傘を閉じるように畳むだけですが、コットン混紡生地(TC素材)は厚みがあるため、ポールの間に生地を綺麗に挟み込みながら巻くのがコツです。
■ ライダーズワンタッチテントの畳み方
積載サイズが限られるツーリング用テントは、前室用フレームの折り込みがポイントになります。メインポールを束ねる前に前室の骨組みをしっかり本体側に密着させ、バイクの荷台に収まる規定サイズまで確実に細長く絞り込みます。
【袋に入らない問題を撲滅】空気を抜いてコンパクトに収納する裏ワザ
「テントは畳めたのに、どうしても収納袋に入らない」という悩みは、たたみ方の仕上げ工程を見直すだけで一気に解決します。袋に入らない根本原因は、幕体の内部に残った残留空気とポールの不揃いです。
束ねたテントを地面に寝かせたら、ハブがある先端からボトム側(開口部側)に向けて、自分の膝や体重を乗せながらゆっくりとロール状に巻き込んでいきます。空気を「外へ押し出しながら巻く」ことで、生地の体積は半分近くまで圧縮されます。巻き終わったら、付属のコンプレッションベルトで両端と中央の3箇所をしっかり締め上げることで、専用キャリーバッグへ引っかかりなくスルッと収まります。
【故障・トラブル対策】関節が固い・壊れた時の直し方と口コミ評判
DODワンタッチテントの口コミ評判を見ると、「設営が圧倒的に楽」「ファミリーキャンプの救世主」と絶賛される一方で、「数シーズン使うと関節が固くなる」「砂を噛んで動かなくなった」という声も散見されます。
撤収時に関節がビクともしない場合、内部に細かい砂利や泥が入り込んでいるケースが大半です。決して強引に叩いたり曲げたりせず、隙間に息を吹きかけるか、軽く揺らしながら砂を落としてください。潤滑剤を使う場合は、プラスチックやゴムを侵さないシリコン系スプレーを少量塗布するのが適切です。
万が一フレームが折れたりジョイントパーツが破損した場合は、自己流で接着剤やテープで補修しても強度が保てず危険です。DOD公式のリペアサービスへ修理依頼を出すか、公式取扱店で補修用ポールパーツを取り寄せて交換するのが確実な直し方です。
【動画&事前チェック】撤収時間を半分にする賢いギアメンテナンス術
実際の撤収スピードを上げるためには、公式YouTubeやアウトドア系クリエイターが配信しているワンタッチテントたたみ方動画をスマートフォンに事前保存しておくのが実用的です。キャンプ場は電波が不安定な場所も多いため、オフライン環境でも動作イメージを確認できる状態にしておくと焦りません。
また、撤収時の手際を左右するのは帰宅後のメンテナンスです。結露や地面の湿気を吸ったまま収納すると、カビや加水分解による生地のベタつきが発生し、次回の撤収時に生地同士が張り付いて畳みにくくなります。晴れた日に陰干しを行い、砂を払い落として保管することが、ワンタッチ構造のスムーズな稼働を長持ちさせる秘訣です。
【DODワンタッチテントのたたみ方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:強風の日に一人で撤収するときの安全な手順はありますか?
A1:風下側のペグを最後まで2本残した状態でトップハブを解除してください。完全に地面に倒してから風上へ向かってポールを畳むことで、突風によるテントの吹き飛ばしやフレームの変形を防げます。
Q2:グランドシートやインナーマットをつけたまま畳んでも大丈夫ですか?
A2:モデルによっては装着したまま畳める設計もありますが、収納時の厚みが増して袋に入らなくなる主な原因になります。基本的には別々に外して畳む方が、結果的に撤収時間を短縮でき、泥汚れが本体に移るのを防げます。
Q3:畳んだ後に付属の収納袋のファスナーが閉まりません。無理に引っ張っても良いですか?
A3:無理にファスナーを引っ張ると、エレメントが破損したり生地を噛んで破れる原因になります。一度ベルトを解き、テントに体重を乗せて空気をしっかり押し出し直してから巻き直してください。
まとめ:たたみ方のコツを掴んでスマートなキャンプ撤収を
DODのワンタッチテントは、撤収のギミックと空気抜きの要領さえ掴んでしまえば、誰でも短時間で美しくコンパクトに収納できる優れたギアです。「力でねじ伏せない」「空気を逃がす」「関節のロックを正しく引く」という3つの基本を守るだけで、フレーム破損の心配もなくなり、撤収時のストレスは完全にゼロになります。
次回のキャンプではぜひ今回のステップを意識して、スマートで余裕のあるアウトドア体験を満喫してください。 (出典: dod ワンタッチ テント たたみ 方(Yahoo!ニュース))